失敗した人にどのような言葉をかけるか?
失敗した人に早く立ち直ってほしい
あなたの周囲に「失敗した人」がいませんか?
今はいなくとも、過去にいたことはありませんでしたか?
その人が失敗したのは、仕事かもしれません。
人間関係かもしれません。
他の何かかもしれません。
その人は失敗したことで、やる気を失っているかもしれません。
落ち込んでいるかもしれません。
ふてくされているかもしれません。
その人があなたの大切な部下だったとしたらどうしますか?
大切な子どもだったとしたらどうしますか?
やはり早く立ち直って欲しいはず。
NLPでは失敗を失敗と考えない
それでは、その人にどのような言葉をかけますか?
・「なにやってんだ!」と叱る。
・「次は大丈夫だよ」と励ます。
・「何が悪かったの?」と原因探しをする。
・失敗したことには触れずに全く別の話をする。
・・・etc.
言葉かけとしてはいろいろありえますし、それぞれに良い効果があることもあるでしょう。
NLPの立場からは次のような言葉かけをすることができます。
・「本当はどうしたかったの?」
NLPでは失敗した出来事を悪いこととはとらえません。普通なら悪い出来事と見えることの中にも、肯定的な意図(思い)があると考えるのです。
「本当はどうしたかったの?」と質問することで、その人なりの肯定的な意図を話してくれるはずです。
失敗したという結果はどうであれ、その肯定的な意図の部分だけは共感して認めてあげたいものです。
意図は良かったけれども、行動の一部がまずかったという理解を二人でしていくのです。
そうすることで立ち直る意欲を作り出します。
次にこんな質問を追加するのもオススメです。
・「もしも過去に戻ってやりなおすことができるとしたら、次はどうしますか?」
この質問をすることで、肯定的な意図はそのままにして、行動をどのように変えたらよいのかについて考えさせることができます。これによって今後失敗を繰り返すことを防ぐこともできます。
実はこの質問もNLPのテクニックの1つで、「アズイフフレーム」と呼ばれるものです。
NLPを学ぶことで、あなたの言葉かけの選択肢が広がります。
NLPを「失敗した人」の援助に使うことが出来ます。