コミュニケーションに失敗したくないなら知っておきたい、3タイプ
コミュニケーションに失敗する理由
コミュニケーションに失敗する理由の1つは、人の3タイプを知らないからです。
タイプにあったコミュニケーションをしていかないと、話がなかなか通じないのです。
3タイプとは、「視覚重視の人」「聴覚重視の人」「体感覚重視の人」の3つです。
右利き、左利きとあるように、人の五感の使い方にも利き感覚があるのです。その感覚をよく使うということです。
「視覚重視の人」は、視覚を使って考えることが得意です。
図、イメージ、絵、動画を通じて必要な情報を得る傾向があります。
「全体像が見えない」「展望が描けない」「イメージできる」などの視覚に関する言葉をよく使います。
空中にイメージしているものがあって、それをなぞるように手を動かします。
指導者、社交家に多い傾向があります。
私の経験では、女性にも多いと感じています。
「聴覚重視の人」は、聴覚を使って考えることが得意です。
言葉、音、を大切にします。
「~のように聞こえました」「筋道がとおっています」「~と考えます」など聴覚や思考に関する言葉をよく使います。
身振り手振りは少ないです。
経営者、会社役員、経理担当者、営業マン、音楽関係者、読書家、通訳、研究者などに多い傾向があります。
「体感覚重視の人」は、感覚や直観による判断が得意です。
体で感じるものを大切にします。
「気になる」「腑に落ちた」「しっくりきた」「ぐっとくる」「人の心をつかむ」など体の動きに関する言葉や擬態語をよく使います。また他のタイプよりも言葉が出るのに時間がかかります。
手のひらが上に向いて、下から上に動かして体の感覚を表現します。
インストラクター、セラピスト、スポーツ選手、芸術家に多い傾向があります。
相手のタイプに合わせたコミュニケーションをする
以上が人の3タイプです。
あなた自身は何タイプですか?
あなたの身近な人は何タイプですか?
あなたのお客さんは何タイプですか?
あなたの上司は何タイプですか?
あなたがコミュニケーションが難しいと思っている相手は何タイプですか?
コミュニケーションのコツの1つは、相手のタイプに合わせることです。
例えば相手が「視覚重視の人」なら、図、イメージ、絵、動画等を使ったり、視覚に関する言葉を使ったりしたほうが効果的ということです。
この工夫だけで、プレゼンがもっと効果的になったり、商談が上手になって売上が上る人もいることでしょう。
コミュニケーションに失敗する人は、相手のタイプに関係なく、自分のタイプの考え方、言葉、身振り手振りを押し通していることが考えられます。相手がたまたま自分と同じタイプのときはそれでよいのですが、違うときはなかなかうまくいかないことでしょう。