NLPで住民の意見をまとめて下水道が埋設できた
NLPプラクティショナーコースの体験談をご紹介します。
掲載の許可をいただいています。
NLPを学ぼうと思ったのは友達が先に学んでいたからです。
NLPは生活で実践できる心理学ですぐに効果が得られるのではないかと思いました。
よくある傾聴やカウンセリングよりもNLPは問題解決が速いという印象をもったのです。
それでNLPを学ぶことにしました。
NLPの中でこれまで一番役に立ったのは「チャンクアップ・チャンクダウン」(※)です。
最初に「チャンクアップ・チャンクダウン」を習ったときには、「こんな内容、なんの意味があるの?」と思いました。
しかし、これが役に立ったのです。
(※注 チャンクアップ、チャンクダウンとは、NLPの用語で、ある概念を抽象化、あるいは具体化することです。抽象化することで対立する二者の共通の目的を見つけることができ、それを和解のための妥協点とすることができます。)
実は、私の自宅の横に砂利道の私道が通っています。
そこにはまだ下水道が通っていませんでした。
私としてはその道をきちんと舗装して、側溝もつけて、下水道を埋設して、大雨の時に浸水する危険をなくしたいとずっと思っていました。
そのためには、その私道沿いの住民全員が工事することに同意して、工事費用も出し合う必要があります。
しかし、「工事はしなくてよい」という人もいて、住民の意見がまとまらず、これまでずっと工事ができなかったのです。
最大の問題は「工事はしなくてよい」と言って反対している人に、いかに工事に賛同してもらえるか、ということです。
最終目的は工事の完成です。
これがメリットのあることだよと、反対している人に伝えていくことが問題解決になると考えました。
そこで我が家に住民を集めて会議を数回しました。
私は人づきあいが苦手で、こういうことをするのは心理的に抵抗がありました。
しかし、そのときこう思ったのです。
「NLPを学んだのは資格を取るためだけではなくて、実際に生活に役立てるためでもあるのよね!」
「今回の場合、NLPのテクニックのどれが使える?」
そこで私は住民の意見をすべて紙に書き出していきました。
そうすると、ふと、「チャンクアップ・チャンクダウン」を使えばこれはうまくまとめられる、と思ったのです。
会議の席上で、その人たちに私がチャンクアップして、実際に伝えたことは、
「家の環境がより快適になる」
「土地の資産価値が上がって、今後売却するときに高く売れる」
ということです。
そして、この二つには反対する人がいなかったのです!
会議ではそんな経緯があって、結局、工事費用を均等に出し合って、工事をすることになりました。
現在はもうその工事も終わろうとしています。
今は、あの住民の皆さんの役に立ったという満足感があります。
頑張った私を自分で褒めたいという気持ちが大きいです。
人をまとめることなんて苦手なのに、時間を使って、足を運んで、いろいろとしたわけですから。
今回の経験から、「他人に積極的に関わることができる」という自信を得ました。
これまでは、苦手だから「しない」「行かない」ということが多かったです。
相手の話をしっかり聞いて、同時に私は何を望んでいるか伝えることができました。
また、住民の皆さんから私のことを「期待されている人」という目で見られるようになりました(笑)。
ちょっと気持ちがいいです(笑)。
NLPをこれから学ぶ人には、「NLPが使えるようになったなら人生が2倍ぐらいは良くなる」という意気込みで学んでほしいと思います。
NLPは英語の用語ばかりで、最初はそれを覚えるところから大変だったのですが、そこを通り越して学んでいくと人生を変えられるようなテクニックが学べますよ。
(50代女性 N.Nさん)