患者を元気にするNLPの質問
あなたの身近に病気や怪我をしている人はいませんか?
その人は怪我で入院しているのかもしません。
その人はあなたの家族で、自宅で療養しているのかもしれません。
このような人達を元気づけるにはどのような言葉をかけるとよいのでしょうか?
「すぐに治るよ」
この言葉はあまり良くないようです。「すぐに治らないから入院しているんだよ」「他人事のように軽く言うなよ」なと患者は内心反発してしまうかもしれません。
「元気そうだね」
これも良くないかもしれません。元気ではないことを本人が全身で感じているからです。
「頑張って」
すでに頑張ってきているので、さらに頑張りを求められるとイラッとくる患者もいます。
患者に対する言葉かけはなかなか難しいものですが、NLPの立場からは次の質問をすることができます。
「治ったら(退院したら)、何をしたいですか?」
例えばこの質問をして「旅行に行きたい」という答えが返ってきたら、その旅行について詳しく話をしていくとよいです。
「どこに旅行に行きたいのか」
「そこで何を食べたいか」
「それはどんな味がするのか」
「どんな景色が見えるのか」
「そこでどんな音が聞こえてくるのか」
詳しい話をしてもらうときには、できるだけありありとしたイメージを作っていくことが大事なポイントになります。そのためには、そのとき見えるもの、聞こえるもの、感じるものを質問していくことです。
このように病気や怪我が治った後のことをイメージすると、病気や怪我を治すことについて意欲が高まります。
またこのようなイメージをすることで実際に体調が改善されたという報告も多数あります。
この質問はNLPの「アズ・イフフレーム」というテクニックを応用したものです。
NLPは患者とのコミュニケーションに役立てることができます。