人生はフォーカスの連続
人は自分の目、耳などの五感を使って周囲の客観的な情報をキャッチして生きているつもりでいますが、そうではありません。
端的に言うと、「人は見たいものしか見ていません」。
実は自分独自の歪んだ世界を生きているのです。
NLPには、NLPコミュニケーション・モデルというものがあります。
人が五感を通じて情報を得て、それをもとに行動に移すまでのプロセスがかなり精密に説明されています。
このモデルによると、人は毎秒200万ビットの情報を五感から得ています。
200万ビットというのは、400字詰め原稿用紙約300枚に相当します。ということは、1秒あたり単行本約1冊分の情報を得ているのです。
しかしこの膨大な量の情報が意識に上ることはありません。
意識されるのは、わずか毎秒134ビットです。
134ビットというのは、全角文字約8文字にしか過ぎません。
残りの1,999,866ビットは削除されるのです。
なぜこの毎秒134ビットは意識に上ることが出来たのか?
1つ目の理由は、その134ビットの内容を知りたいと意識のフォーカスを当てていたからであるし、
2つ目の理由は、意識に上る前に情報をろ過するフィルターがあって、そのフィルターを通過することが出来たからでもあります。
ですから、この意識のフォーカスとフィルター次第で得られる情報が変わり、情報が変われば思考・感情・行動が変わり、ひいては人生が変わってくると言えます。