NLPラポールのテクニックはご利益が大きい


人と話をしていると、仕事がらのせいか、その人の話の聞き方が気になることが多いです。

私が「話の聞き方が上手だな」と感じるのは、私の通う理容店の理容師さんです(笑)。

昨年12月、人生初のショックな事件があったのですが、私はそれをぐっと堪えて誰にも言うことはありませんでした。

ですが年末にその理容師さんに散髪してもらいながら雑談していたら、ついその事件のことをしゃべってしまいました。
愚痴を言ったのです。

そうすると、

一緒になってその件に腹を立ててくれて、

理容のお客で金払いの悪いお客(施術が終わった後になって値切る)と接したときの体験談をしてくれて、

何度もなぐさめていただきました。

散髪が終わったときには私もなんだか頭も心も軽くなって、笑顔になってお礼を言って帰りました。
私は4月に自宅を引越する予定ですが、引越後もこの理容店に通うつもりです。

理容師のお仕事は、お客のヘアスタイルを考えてカットしながら(自己一致しながら)、1時間以上もお客と話をする(共感する)わけですが、とてもカウンセリングに似ていると思います。

さて、この出来事をNLPの視点で振り返ると、

私の感情にペーシングして(一緒になって腹を立ててくれた)、

私の体験内容にペーシングして(金払いの悪い客の話をしてくれた)、

感情の言葉を繰り返しバックトラック(何度もなぐさめる)

されていました。
散髪しながらなのでミラーリングはないですね。

これらのテクニックはNLPではラポールの技術としてまとめられています。
講座の中でも毎回最初に練習していますね。

ところで先日、受講者のYさんからこのラポールのテクニックを活用した体験談をお知らせいただきましたのでご紹介します(掲載の許可をいただいています)。
不登校気味のお嬢様に活用されたお話です。


今朝、娘の話をNLPのペーシング、傾聴テクニックを使って聴きました。今までで一番集中してやりました(笑)

授業がつまらない、学校に行く目的が何も無い、テストが怖い、勉強をしているクラスの人を見ると怖くなる、と色々話してくれました。

娘の心の奥底にあった所をしっかり聴けて、親子で泣きながら会話しました。心理学を学んで良かったと心から実感しています。

心が元気を取り戻す第一歩を2人で考えて、最近寒くてサボっていたランニングを再開しよう、という事になり、2人でジムに入る事にしました。

ここでもNLPでの学びが活きたと思っています。
(後略)


NLPがYさんのお役に立って私も大変うれしく思います。

ラポールのテクニックはとても基礎的で地味ですが、活用場面が多く、その分だけご利益も大きいかもしれませんね(笑)。

ずっと前に書いたラポール関係の記事がありますので、そちらも紹介しておきます。

 ≫ ラポールを築くだけで営業成績を急上昇させた営業マン
 

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