とてもNLP的なジャパネット高田明前社長
私は歴史好きで、NHKの歴史テレビ番組「知恵泉」を毎週観ているのですが、先日はジャパネットの高田明前社長がゲスト出演されていました。
そのとき知った話ですが、高田前社長は41歳のときに長崎放送のラジオ通販番組に出演し、わずか5分間で50台のコンパクトカメラを売り上げたそうです。これが通販に目覚めたきっかけになったとか。
ラジオ通販には言葉と音しか伝わらないという制限がありますが、「見えるように語る」ことでリスナーに商品を映像としてイメージできるように工夫されてきたそうです。
例えばコンパクトカメラの商品説明をするときには、
× 小さなカメラ
○ 名刺サイズぐらいのカメラ
× 重さ200グラムのカメラ
○ 大人の男性が食べるステーキぐらいの重さのカメラ
とされるそうです。
また、その商品説明だけではなく、その商品を通して人生がどのように豊かになるかについても語るそうです。
「1枚の写真が今は亡き祖父母を思い出させてくれる。
1枚の写真が未来の宝物となる。
それを実現してくれるのはカメラしかない。」
たしかにその通りですよね。
このような言葉の工夫がうまくいくと、注文の電話が鳴り止まない状態になるそうです。
以上の高田前社長のお話を聞いて私が思ったのは、「NLPの原理に見事に適っている!」ということです。
記事「記憶を変える方法」で、体験は五感による情報で構成されていることを説明しました。
この「五感による情報」は実体験がなくとも言葉を工夫することによって相手の脳内に作り出すことができるのです。
ということは、言葉によって体験を作り出すことができるのです。
高田前社長は言葉によって「カメラを手にとったときの体験」「購入後の買ってよかったと思う体験」をリスナーの脳内に作り出していた、とNLP的には言えます。
あなたも普段使っている言葉を工夫してみませんか?
そうすると高田前社長のように「良い変化」を引き起こすことができるかもしれません。
NLPを学ぶと、言葉によって体験を作り出すことについて多くのことを学ぶことができます。
(※上の画像はNHK「知恵泉」のウェブサイトから引用しました。)