良質な情報を引き寄せる方法
必要としていた情報がちょうどよいタイミングで得られたという体験をしたことがある人はいませんか?
例えば、
「新聞を読んでいたら、偶然小さな記事に気づいた。」
「書店に行ったら、ある本の背表紙が目に飛び込んできた。」
というような体験です。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
それは、脳の基本的な性質によるものなのです。
その基本的な性質とは、脳は「わからない状態」を嫌って、その状態を無意識に解消しようとして働くということです。
「わからない状態」から「わかる状態」になるために無意識に働くということです。
つまり、常に「答え」を探しているのです。
例えば、ある人が会社をリストラされて来月から収入が得られなくなりました。
雇用保険や貯蓄もそれほど当てになりません。
そして、「来月からどのようにして生活費を確保したらよいかわからない」という状態になりました。
このような状態になると脳にスイッチが入るのです。「生活費を確保するための答え」を探し始めるのです。
脳は、五感を通じて得られる情報すべてに対して「生活費を確保するための答え」が入っていないかどうか、関連する情報はないか、と検索をし続けます。
その結果、新聞の小さな求人記事に気づいたり、書店で副業本との出会いがあったりするわけです。
本人は気づいていませんが、脳はずっと検索を続けていたのです。
また、このように脳が働いているときには、潜在意識の力も引き出されると述べる専門家もいます。
確かに逆境のときに、潜在意識の力によるとしか説明がつかないようなラッキーな出来事が起きることもありますから、この説も真実かもしれません。
ところで、以上のような素晴らしい脳の性質を日常生活の中で意図的に使うにはどのようにしたらよいのか?
それは、「自分に質問すること」です。
答えがわからない質問を自分にすることによって、意図的に脳を「わからない状態」にする訳です。
例えば、付箋紙に質問を書いて、よく目にするところに貼っておくとよいかもしれません。
自分の脳を信頼して下さい。
しばらくするときっと、良い情報が目に飛び込んでくることでしょう。